『咲玉』は はっきりした「火入れ香」を嗜好の中心に添えた、狭山茶の王道を行く煎茶です。各生産家の主力茶園で栽培され、色を緑に返した直後のやわらかい葉質の生茶葉を原材料に使用しています。再製工程では その個性を生かすべく、部位によって異なるタイプの火入れ機を使用し、香味にアクセントをつけます。


【摘採風景】 黄色から緑に色を返したばかりの「ほくめい」の摘採風景　市川喜代治氏の入間市中神茶園にて



【透気乾燥機】
「落合式透気乾燥機」 100℃前後の熱風で茶葉の水分を飛ばし、火入れを行います。茶葉の内質を損なわずに火入れ処理を行います。篩分けした表面積の大きな部位の熱処理に適しています。


【ドラム乾燥機】
「落合式ドラム乾燥機」 熱した金属円筒内に茶葉を投入し茶葉表面を直接熱することにより 意図的に強い火入れを行います。篩分けした細かい部位の熱処理に用います。



【咲玉外観】
茶葉の資質を生かすため、いたずらに茶葉を傷めない「正統蒸し製法」で蒸熱処理を行います。若い芽筋ながら色の濃度の高い茶葉は、伸びやかさも増しています。



【咲玉水色】
ドラム式乾燥機の火入れ効果で、しっかりとした「火入れ香」が口中を支配します。さらに茶葉本来の鮮度ある香味に、透気乾燥機によるほのかな「火入れ香」が添えられ、味全体に奥行きをもたらします。咲玉は「火香」の支配する平板な深蒸し煎茶とは一線を画す、味にも香気にもアクセントの効いた「火入れ香」狭山茶です。




【製品情報】
商 品 名 : 萎凋香煎茶 咲玉（さきたま）
規 　 格 : 90g アルミパック
製 茶 法 : 蒸し製法
栽培･摘採 : 台均し茶園 乗用型
令和5年度 使用原材料（使用数量の多い順）
入間市　間野　皓介 製やぶきた
入間市　中島　伸吉 製やぶきた
日高市　島田　貴庸 製やぶきた
日高市　駒井　孝志 製やぶきた
入間市　市川喜代治 製さやまみどり
火入れ法 : 落合式透気乾燥機と落合式ドラム乾燥機使用




【咲玉 90gアルミパック】